原因はスキルかプロセスか──
ミス/エラーの連鎖を止める
「3つの鉄則」
Part.1 <現状と課題>
「見逃す、隠す、忘れる」を防ぐ
ポイントは“個人から組織”への視点移行
「人材の教育や確保」が大きなマネジメント要素であるコールセンターにおいて、ヒューマンエラーやミスの防止は永遠の課題である。発生した原因の多くを個人のスキルの問題に帰する傾向はあるが、組織の問題、つまり「プロセスを疑う」ことが、ミス/エラーの連鎖を防ぐ大きなポイントだ。専門家の見識と事例から検証する。
Part.2 <ケーススタディ>
「ミスは起こるもの」が前提!
発見、訓練、ルール化でゼロに近づける
仕組みの構築と人材育成——この両輪でミスは限りなくゼロに近づけることができる。Part.2では、ミスの定義をあえて厳しく設定することでモニタリングやVOCから改善点を発見するキヤノンカスタマーサポート、テストと訓練で個々の注意力を強化するBBコール、分業とルール化でミスの要因分析を可能にし再発防止を図るアベンティ、3社の事例からミス低減のポイントをみる。
CASE STUDY 1:キヤノンカスタマーサポート
ミスゼロは目的ではない!
「改善点発見」のためのモニタリングを徹底
CASE STUDY 2:BBコール
訓練プログラムを導入し
ヒューマンエラーを低減
CASE STUDY 3:アベンティ
個人の責任から組織で防止へ
分業とフロー化でミス率1/10に低減