2014年3月号 <事例研究>

事例研究

事例研究

エイブル

入居者のホンネを家主に届ける
業界に先駆けて“CRM”を実践

不動産賃貸仲介業では、これまでCRMという概念が希薄で、住宅設備に関する不具合の問い合わせ窓口があっても、アウトソーシングするだけでデータを活かす発想が弱かった。エイブルはこれに風穴を開けるべく、2010年に自社運営センターを開設、2013年にはCRM室を新設した。狙いは入居者の声を家主に届け、“大家と店子”の関係性の再構成にある。

USER KARTE

■本社所在地:東京都港区元赤坂1-2-7 AKASAKA K-TOWER 9階
■設立:1979年7月
■代表者:梁瀬泰孝代表取締役社長
■事業内容:不動産賃貸仲介サービス事業、不動産賃貸仲介関連事業(リフォ−ム・引越取次・消毒ほか)、不動産管理事業、不動産賃貸仲介フランチャイズ事業、調査・研究・コンサルティング事業など。全国に直営店:428店、ネットワーク店:362店展開。
■センター概要:2010年12月に開設。賃貸物件の入居者から設備の不具合などに関する問い合わせを受ける。2013年10月から新規入居者への居住性確認や、契約更新者への手続きサポートを行うアウトバウンドを実施。イン/アウトバウンドをあわせて平均30席(最大60席)、24時間365日稼働(夜間はアウトソーシング)。