2014年5月号 <特集>

特集扉

特集

顧客体験の全体像をとらえる
『マルチチャネルVOC』の要諦

Part.1 <現状と課題>

顧客の声は回答してこそ価値がある!
問われる経営/マネジメントの“反射神経”

コールセンター(電話、メール)、店舗、営業マン、そしてソーシャルメディア。企業に対する消費者の声は、さまざまなチャネルに溢れている。センターマネジメントが顧客接点の統括として存在感を示すには、すべてのチャネルの声を把握し、社内に改善を促し、その成果を社内外に公表するプロセスを主導しなくてはならない。マルチチャネルVOCの「戦略的活用」を検証する。

Part.2 <ケーススタディ>

電話、メール、店舗、SNS、インタビュー
「全方位」で戦略的活用に挑む3社の顧客接点

VOCは、蓄積してフィードバックするだけではほとんど意味をなさない。見える化から「見せる化」に進化するプロセスにおいて、「活用できるような加工と仕組み」を考えることが顧客接点を担うマネジメントの大きな役割だ。そのためには、ITツール、具体的にはテキストマイニングの利用は欠かせない。ツールを駆使しつつ「戦略的活用」にチャレンジする3社の取り組みを検証する。

CASE STUDY 1:資生堂

戦略的活用の要諦は「共有」にあり!
関係部門にVOC担当を配置、センターと連携

CASE STUDY 2:三菱自動車工業

「お客様の声講座」を開講!
新人から役員まで3300人が聞いた“生の声”

CASE STUDY 3:日本生活協同組合連合会

プライベート・ブランド商品開発の源泉
分析力向上を図るITツールの活用