あいおいニッセイ同和損害保険
「使わせる」より「使いたくなる」
FAQツール選定・教育の要諦と成果
今月のHINTS!
新システムを導入しても活用が進まない──オペレータの“新しい仕組みに対するアレルギー”に悩むマネジメントは少なくない。
あいおいニッセイ同和損害保険では、かつてのFAQシステム導入失敗を経て、新たなナレッジシステム導入の際には「浸透させること」を重点においた。結果、活用は徐々に進みペーパーレス化およびナレッジ共有、研修期間の短縮などの成果を生みつつある。
ポイントは、次の2つ。
(1)使いたくなるツールを選定
女性が多いことからカラフルでかわいいデザインを重視し、汎用製品を企業向けにカスタマイズしたツールを導入。「使ってみよう」という動機を持たせるとともに、愛着を持って「使い続ける」ことにつなげる狙いだ。
(2)浸透を図る活動自体に主体性を持たせる
コミュニケータ(オペレータ)やSV自身が参加し、活用を浸透させるための取り組みを考えるワーキンググループを結成した。結果、アンケートや伝言方式の研修を実施するなど、現場が興味を持ちやすい施策を多数実施している。