キタムラ

カメラ、写真プリントの専門店

顧客のために店までひとっ走り
“あなたにとって最適”を提案

　「子どもの運動会を撮るには、どのカメラがいい？」

　「ネットショップに掲載されているカメラの手触りはどんな感じ？」

　カメラ、写真プリントの専門店を全国展開するキタムラのコールセンター「お客さまなんでも相談室」には、こうした問い合わせが多数寄せられます。

　コールセンターは東京・日本橋の店舗に併設。店舗とネットショップの取り扱い製品の購入前問い合わせやアフターフォロー、写真プリント注文アプリの使い方など、さまざまな問い合わせの一次窓口の役割を果たしています。

　オペレータは、「カメラのキタムラ」店舗勤務経験者が中心で、なかには元・店長もいます。対面接客で鍛えられた製品知識を活かし、カメラを買いたい“理由”に合わせて最適なものをオススメします。例えば、子どもの運動会を撮りたい女性であれば、長時間撮影しても疲れないよう、重量が軽めの製品を提案します。シャッターボタンなどの細かいパーツの説明が必要な場合は、階下にある店舗までひとっ走り。実機を確認しながら説明することもあります。こうした提案型の対応を基本とするため、１件のコールには長い時で15分以上かける時もあるそうです。

　店舗に置かれている製品を把握しておけるよう、メーカー担当者による「新製品の勉強会」を月１回程度開いています。休憩室には、ビジネス誌に混じって、カメラ雑誌もあります。最新動向のチェックも欠かしません。コールセンター部の島﨑誠一部長によれば、「基本的に、オペレータはみんなカメラ好き」で、ライフワークにしている人も多いとか。“好きこそものの上手なれ”とは、このことかもしれませんね。