アベンティ
顧客の真意を引き出す『質問』で
「売れるBtoBセールス」に進化
今月のHINTS!
一方的な案内のセールス電話は、成果が期待できないだけでなく、CS(顧客満足)を損ねるリスクもある。
法人顧客にトナーを販売するアベンティのコールセンターでは、「有効な質問」を活用することで、顧客が聞き流してしまうことを防ぎ、考えて購入を決断してもらうセールスオペレーションを実践している。安さを強調した強引なセールスではなく、質問によるやり取りで顧客の真意や不安を引き出し、それに応えることで、信頼感の向上と売り上げの両立を実現している。
ポイントは、3つ。
(1)オペレータ評価指標の見直し
単なるインセンティブではなく、継続購入率を重視するようにした。これによって、顧客との信頼関係の構築を意識したオペレーションが根付いた。
(2)顧客の状況を想定する研修を実施
ペルソナを作成し、質問を考える研修を実施した。多様な顧客像を想定することで、現実味のある質問を数多く抽出した。
(3)ベストプラクティスの共有
実際に購入に結び付いた質問を記録して集計し共有した。これにより、セールススキルの平準化を図った。