2016年4月号 <連載/実践>

連載

実践

小火で収めるための クレーム「組織対応」の勘所:第6回(最終回)
オペレータの「助けて」を共有
現場のチームワークで“組織プレー”は完成する

藤木 健

クレーム種別対応手順の徹底、専門部署の設置、対応履歴に基づく企業の基本方針・行動指針の決定。これら企業側で用意した素材を運用するのは、現場のオペレータ、SVに他ならない。最終回では、組織対応を盤石なものとする「チームワークの構築」について解説する。情報共有および伝達能力の強化など、センターとしての基礎体力の向上にもつながるはずだ。


「強さ」「賢さ」だけが条件ではない “サポーター型リーダー”のすすめ:第3回
誤解その2 “リーダーは賢くあるべき”

井口大輔

強く賢いリーダーは、メンバーを依存体質にさせるリスクを持つ。ときには、“道化”を演じることも必要だ。無作為に場をかき回すのではなく、柱となる「ビジョン」を伝えたうえでメンバーに行動させ、行き詰った場合には課題を解きほぐしたり、背中を押すというリーダーシップの利かせ方がポイントになる。


怒りのコントロール術 アンガーマネジメント入門講座:第2回
怒りのピークは最初の6秒
“売り言葉に買い言葉”を避けよう

升本恵子

クレーム対応は、顧客の怒りの感情に巻き込まれたり、振り回されたりしやすい。結果、言わなくてもいい余計なひと言を言ってしまうことがよくある。そうした際にぜひ活用したいのが、「衝動のコントロール『6秒』術」だ。カッとしたときには、自分の怒りを数値化したり、気持ちが落ち着くようなフレーズを唱えるなどして6秒待つ。これにより、“売り言葉に買い言葉”を避けられる。