旅工房
主体性を育む“共有・競争”型教育
メンタル+フィジカル訓練の要諦
今月のHINTS!
オペレータのモチベーションや離職に大きく影響する初期教育。自主性を養うために、旅行代理店の旅工房では、4つの取り組みを行う。
(1)“考える”クレド研修
一方的に解説して終わるのではなく、「あなたがこのクレドを実行するとしたらどのような行動になるか」など、具体的に考え、発表。他者の意見も知ることで、多様な視点を知ることで顧客理解を促す。
(2)失敗例と成功例に学ぶ
自身が不快に感じた体験などを振り返り、顧客がどのように感じるかという目線を養う。また、成功している対応例を共有し、真似をすることでスキルの早期習得を目指す。
(3)身体の訓練
腹式呼吸や正しい姿勢を学び、定期的な発声練習を重ねることで、自らの発声を意識できているという。
(4)楽しむ工夫
トーナメント形式での「電話ロールプレイング大会」の開催や、タイピング練習ゲーム「寿司打」などの活用で、個人では楽しみ、全体では競わせることでモチベーションとスキルの向上を実現して
いる。