“経営貢献”を測る!
業種別に見る『ビジネスKPI』
Part.1 <現状と課題>
“ミッションなき組織”に業績は示せない
再定義が求められる「真の存在意義」
コンタクトセンターの経営貢献度をいかに示すかは、多くの管理者の悩みだ。応答率や稼働率だけでは単なる現状報告に近く、貢献度を示す数値になりにくい。しかし、センターの存在意義がマーケティングやセールスなど“企業活動の受け皿”だとすれば、その活動への寄与を数値化することができるはずだ。センターのミッション、業務、存在意義から貢献度の示し方を探る。
※データ 先進企業に聞いたKPI一覧
Part.2 <事例検証>
難しい「CS向上」への指標設定
まずは“つながる”を重視する17社のKPI
コンピューターテレフォニー編集部では今年7月、ビジネスKPIに関するアンケート調査を行った。そこでは、経営貢献につながるセンター・ミッションの有無と内容、その達成度合を測るためのKPIなどについて聞き、結果を14~15ページに一覧表でまとめた。多くの企業は応答率/放棄呼率、成約率を最重要KPIとして見ていることがわかる。
CASE STUDY 1:京葉ガス
社会インフラは“つながる”が前提
『サービスレベル』遵守こそビジネス貢献
CASE STUDY 2:チューリッヒ保険会社
成約/継続へのプロセスを可視化
『見積り発行率』を重視する
CASE STUDY 3:あいおいニッセイ同和損害保険
報告内容は「応答率」「苦情発生率」
リテンションの測定は困難
CASE STUDY 1:ジュピターショップチャンネル
受注・顧客窓口とも『応答率』重視
「機会損失防止」「CS」への貢献を測る
CASE STUDY 2:ディー・エイチ・エル・ジャパン
『SL』から『アップセル』まで
6つの指標を経営/現場で完全共有
CASE STUDY 3:トレンドマイクロ
『アウトソース予算』内で最大化狙う
「問題解決の効率性」を測定