2013年1月号 <センター探訪>

センター探訪

広々とした執務スペース。最新のITで対応を支援しています

センター探訪

全員笑顔のコミュニケーター

センター探訪

新センターの入口には商品の展示スペースがあります

コンタクトセンター/センター探訪

タカギ

コミュニケーションセンター(北九州市)

右肩上がりの業績を支える
「笑顔を乗せた声」が溢れる職場

 あって当然の存在なだけに、トラブルや困りごとには迅速に対応しなければならない生活用品。それが水回り製品です。家庭用浄水器のトップメーカーであるタカギ(福岡県北九州市、高城寿雄社長)は、コミュニケーションセンターで購入者向けの相談業務を実施しています。2012年10月現在の登録ユーザー数は約74万人。山田桃子センター長が「2014年度中に100万ユーザーを突破する見通しです」と説明するように、右肩上がりの成長企業です。

 コミュニケーションセンターは従来、本社所在地である創業の地、小倉郊外の石田に設置していましたが、2012年春、小倉駅前に移転。現在は55人ほどのコミュニケーターが電話対応しています。

 新センターの入口には、同社の製品が展示されています。主力のカートリッジ式浄水器は定期的な交換が必要。入電は、交換用カートリッジの申し込みや取り付けに関する相談が多くを占めます。つまり、登録ユーザーが増えれば入電数が増えるのは自然の勢い。移転に際し山田センター長が危惧したのは「それまで働いてくれていたコミュニケーターがついてきてくれるかどうか」でした。本社周辺に住んでいるスタッフにしてみれば通勤は不便になりましたが、幸いにも「ほとんどの仲間が辞めずに、スムーズに新センターに移行できました」と、心配も杞憂に終わりました。

 センターのモットーは「笑顔を声に乗せる」こと。壁には、全スタッフの笑顔の写真が掲示されています。執務スペースも明るい雰囲気が溢れ、モチベーションの高さをうかがい知ることができます。これが、多少通勤が不便になっても離職が起きなかった秘訣のようです。

 目標は、「ファンづくりを通じ、会社利益に貢献する」こと。常に“笑顔を乗せた声”の実践を反映した目標です。