2013年5月号 <HINTS & TIPS>

HINTS & TIPS

HINTS & TIPS

クラブツーリズム

品質改善へ『お電話美人』を作る!
“感じの良い応対”を実践する6つのポイント

今月のHINTS!

HINTS

 拠点分散型のコールセンターの場合、応対品質の平準化は困難を伴う。まして、それぞれ独立して稼働していた拠点をネットワークで結んだ際は、現場の意識合わせ、マインドセットからはじめなければならない。クラブツーリズムでは、全国16拠点に分散するコールセンターの業務改革に取り組んでいる。そのポイントは3つ。

(1)誰もが腑に落ちる言葉で意識合わせ
 現場管理の要となるチーフ(SV)の意識合わせからはじめる。知識・経験の差を鑑み、最低レベルにあわせてゼロからスタート。コールセンターの役割、求める応対品質基準など、言葉を噛み砕いて腑に落ちるようにし、誰もがブレなく理解して現場指導にあたれるようにセットする。

(2)緩やかなステップで着実に成長
 急激な改革は現場の疲弊を招く可能性がある。高すぎる目標は設定せず、着実に成長できるよう改革計画を立てる。同社は、応対品質の評価項目を昨年はわずか6つに絞り込んで現場に根付かせ、今年3つ増やした。

(3)現場の取り組みを全社に広報
 現場の工夫・成果などは社内報で共有。経営層にもアピールしている。