近年、顧客の声(VOC:Voice of Customer)を経営戦略に迅速に反映させ、顧客満足度の向上や製品・サービスの付加価値を創造していく活動が活発化している。通話録音は、商品取引、契約、予約、問い合わせなど、聞き逃し、聞き誤りの対策、顧客応対の改善、トラブル防止のために、顧客との会話の重要な証跡として利用されている。さらに、VOCを経営に反映させる利用価値の向上が求められている。一方、電話技術の進化にともない、企業における電話環境は、IP電話やレガシー電話(アナログ電話・デジタル電話)が混在し、多様化しており、この変化に柔軟に対応できる通話録音システムが必要となってきている。