TMJ、高齢者対応研修プログラムにe-ラーニングを追加

TMJ(東京都新宿区、丸山英毅社長)は、高齢者対応に特化した研修プログラムにe-ラーニングサービスを追加し、提供を開始した。

研修プログラムは、同社が2011年より東京大学の産学ネットワーク「ジェロントロジー(老年学)」に参画し、高齢者特性を踏まえた応対や人材育成、品質管理方法を研究してきた成果をもとに開発されたもの。



同サービスは、管理者向け研修メニューを受講した後の社内展開の補助ツールとして位置付けられる(図)。PCやタブレット、スマートフォンの活用により、研修環境の確保やスケジュール調整といった社内展開時の不便を解消した。


さらに、有料オプションとして提供しているタブレットツール「ジェロトーク」の加齢による聴覚の衰えを体感できるシミュレーション機能の活用により、個々のオペレータの技術定着を図ることができるという。



高齢者対応研修プログラム
高齢者対応研修パッケージのイメージ

なお、管理者向け研修の概要は以下。

■高齢者との円滑なコミュニケーション研修
シニア対応サービスや聴覚心理に基づいた商品開発サービスなどを展開するオトデザイナーズ 代表取締役の坂本真一氏による研修。耳・聞こえの構造理解や実体験を通じた高齢者との円滑なコミュニケーションを行うための基本を学ぶ。
40万円~(10名以上推奨)。


■高齢者応対スキル研修
ケーススタディを基にした実践的な研修・演習を通じて、コールセンター業務で実践できる高齢者応対スキルの基礎を習得する。60万円~(10名以上推奨)。


e-ラーニングサービスの料金は、1講座あたり基本料5万円、ライセンス料5万円/10ID。最低利用期間は1カ月。