相澤氏が「デジタル化は顧客理解に非常に大きな影響を与えている」として百貨店、コンビニエンスストア、ECの市場規模推移を解説。「ネットのリコメンデーション機能が常識化した結果、“個別対応”が加速し、それに対応できなかった百貨店などは売り上げを落としている」と指摘した。
第三部では「データ×顧客体験のPDCAで現場を進化させる」と題して、ソニー損害保険 片岡伸浩氏、IDOM 中澤伸也氏、フェリシモ 橋本和也氏が登壇。ビービット 取締役の宮坂 祐氏がファシリテーターとしてパネルディスカッションを行った。
顧客とのコミュニケーションは定量データだけでなく、定性的なデータを見なければわからないことがある。予算確保の交渉などにおいても、具体的な生の声や行動をそのまま伝えることで理解が促される。新たな指標を導入する際には、経営層には経営メリットを、現場には顧客メリットをエモーショナルな表現で伝えること。などの意見が交わされた。