NTTマーケティングアクト、安価・高機能な音声認識サービスを提供開始

エヌ･ティ･ティ マーケティングアクト（大阪府大阪市、横山 桂子社長）は、コンタクトセンターに集約される顧客の声（Voice Of Customer：VOC）の体系的な利活用を促進する音声認識サービス「ACT-VOC Pro」の提供を開始した。

同サービスは、Hmcomm(本社：東京都港区、三本 幸司社長）と提携、同社が提供するコンタクトセンター向けAIソリューション「VContact」をベースに、NTTマーケティングアクトが培ったノウハウを組み合わせて、VOC利活用をアクティベートさせる機能を実装したもの。

セキュアで高品質なNTTマーケティングアクトのAIコンタクトセンター基盤とともにローコストで運用できる音声認識サービス。リアルタイムで音声をテキスト化することが可能になり、応対品質の向上やセンター品質管理の体系化、VOCデータを活用したマネジメントサイクルなどを促進する（イメージ図、クリックで拡大）。



大きな特徴は次の通り。（１）ローコストかつ迅速な提供を実現するマルチテナント型システム、（２）音声認識チューニングを省力化する業界別辞書（コーパス）の提供、（３）多様なシステム機能・サービス連携、（４）CTI連携によるVOCとCRMのデータ統合。マルチテナント型で構築したことで、クライアントごとに大規模なシステム構築が不要となるため、ローコストに提供可能。必要な機能を選択するだけで、スピーディーな導入ができる。また、一般用語の自動学習に加え、センター運営者側でチューニングを簡易に実施できる。同社が独自に作成したコーパスを活用することでチューニング作業を省力化し、早期に音声認識率を高めることが可能となる（図、クリックで拡大）。


販売は、NTTマーケティングアクトのコンタクトセンター運用ソリューションとセットで提供（運用規模20席以上が対象）。サービス月額利用料は税別２万円～／席。初期費用として利用環境に応じた基本設定費用が必要。コンタクトセンター運用ソリューションに関わる費用は別途（要求仕様によっては、上記の金額で提供できない場合もある）。