NTTテクノクロス、音声合成ソフトウエアで“人間に近い”感情表現を実現

NTTテクノクロス(東京都港区、串間和彦社長)は、音声合成ソフトウエア「FutureVoice Crayon」の新バージョンを2019年9月から提供している。

FutureVoice Crayonは、NTTグループのAI「corevo」の音声合成技術を活用したサービス。

新バージョンは深層学習の活用により、少量の音声データから、従来よりも肉声感のある感情表現が可能な合成音声を作成できるようになった。さらに、複数の人物、キャラクターボイスの音声を利用して、新たな音声を作成することも可能。これにより、特定の人の声の権利に依存しない、オリジナルの音声を実現する。

作成した音声は、発話情報(読み・時間)を出力でき、CGやロボットの動作と連動した自然な発生が可能という。

なお、ファーストユーザーとしてテレビ朝日が導入。地上波インフォメーション番組「CGアナウンサーの番組ニュース」において、「AI×CGアナウンサー 花里ゆいな」の声に利用している。

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