Veeva Japanとベルシステム24、医薬品適正使用推進に向け協業

Veeva Japan(東京都渋谷区、岡村 崇代表取締役)とベルシステム24(東京都中央区、野田俊介代表取締役 社長執行役員)は、新型コロナウイルス感染症の流行長期化を見据え、「新しい生活様式」を考慮した医療体制のサポートを目的に、医薬品の適正使用推進に向けた協業を開始した。これにより、医療従事者に対して医薬品に関する情報提供を遠隔で行うリモートディテーリングを推進する。具体的には、医薬品の情報を扱うために適したセキュアなリモートディテールチャネルの開設を、非常時でも迅速に可能とする共同ソリューションを開発する予定だ。

近年、一般企業のコールセンターと同様に、医療機関の訪問規制の強化、労働時間管理の厳格化や、医師の医薬品情報入手方法の多様化、ICTの利活用による医療・介護関係者の連携など、製薬企業における情報管理の環境は大きく変化し、情報提供のマルチチャネル化が進んでいる。新型コロナウイルス感染症の感染拡大によってさらに、医療機関においてはMRの訪問規制の強化が進んでおり、結果、医療従事者の情報不足が懸念されている。同ソリューションはそのような課題の解決をめざしたものだ。

マルチチャネルに特化した「Veeva CRM」とWeb会議ソリューション「Veeva CRM Engage Meeting」を利用することで、MRはセキュアな環境下でリモートディテールを実施できる。
さらに、製品に応じた企画設計から医療従事者向けの専用ヘルプデスクの設置など、導入・運用全般に至る多様なプロセスにおいて、ベルシステム24が医薬ビジネスの知識とリモートディテーリングサービスの豊富な経験を活かしてサポートする。