AI Shift、坂井モーターへAI自動音声対話システムを導入

AI対話カンパニーとして対話のDXを推進するAI Shift（東京都渋谷区、米山結人代表取締役社長）は、AI自動音声対話システム「AI Messenger Voicebot」を、営業時間外における入電の機会損失防止を目的として坂井モーター（静岡県浜松市、坂井光藏代表取締役社長）に導入した。

坂井モーターが運営する「車検のコバック」では、車検やオイル交換の予約をWebと電話で受け付けており、店舗のスタッフが電話の応対をしている。そのため営業時間外は電話が繋がらず、入電による予約受付の機会損失が懸念されていた。このような背景から、実証実験として営業時間外における入電の機会損失防止を目的にAI自動音声対話システム「AI Messenger Voicebot」を導入した。

「AI Messenger Voicebot」は、従来の音声ガイダンスとは異なり、インタラクティブな会話で電話応対業務の自動化を可能にするAI音声対話サービス。同サービスの音声対話による柔軟な応対によって、車種や希望日、名前などの予約に関するヒアリングを自動化し、スムーズなコールバック予約を実現することで、営業時間外の入電による機会損失を防止し、売上向上につなげることが可能となる。

今後、AI Shiftは、予約システムとの連携による予約の自動化や他店舗への展開をめざし、坂井モーターと共により利便性の高いサービス拡充を図る。同社は、AI対話カンパニーとしてより人間らしい自動対話の実現を目指し、自然言語処理技術や音声対話の研究・開発によるサービス強化により、接客のデジタル化を推進する構えだ。