福岡市、LINE公式アカウントに「消防出動通知機能」を導入

福岡市は2022年1月、福岡市LINE公式アカウントに「消防出動通知機能」を導入した。

福岡市LINE公式アカウント上で、福岡市内の消防車両の出動情報の他、各種イベントの告知などを行うもの。消防出動情報については、従来、メールのみでの配信だったが、LINE公式アカウント上でも通知することで、住民向けサービスのさらなる拡充を見込んでいる。

福岡市LINE公式アカウントのチャット右下の「受信情報」の選択後に表示される各種一覧から「消防(火災・救急)」を選択すると、出動情報を受け取る機能の選択一覧に移動する。出動情報は、「火災」・「救急」・「救助」・「その他」の4種類に分類。情報取得地域は福岡市全7区域(東区・博多区・中央区・南区・城南区・早良区・西区)ごとのカテゴリーだけでなく、区域内の町名からも選択できる。通知を設定しておけば、福岡市内で消防・救急の出動があった際、事前に登録した福岡市LINE公式アカウントから通知が届く仕組みだ。

同機能は、チャットソリューションを提供するモビルスが構築したもの。同社は、LINEを活用した情報配信プラットフォームサービスを自治体向けに提供しており、横浜市・大阪府堺市・埼玉県川口市が、LINE公式アカウントで新型コロナワクチンやゴミ分別に関するカスタマーサービスを展開している。同プラットフォームは、AIチャットボット形式のFAQ自動回答サービスや、自治体内のインフラ不具合の通報サービスとしても利用されている。