OKI 「Innovation World 2022」をハイブリッド開催

OKIは、10月12日に東京ポートシティ竹芝(東京都港区)で「OKI Innovation World 2022」をリアル開催し、オンラインによる配信も実施した。

冒頭に、代表取締役社長執行役員の森 孝廣氏による挨拶があり、OKIの全員参加型イノベーションを実践モードへとステップアップする取り組みについて、今後の展望と意欲の表明があった。



Section1の前段では、「新たな価値を共創する、DXと全員参加型のイノベーションの進化」と題し、モデレーターに一般社団法人Japan Innovation Network代表理事の紺野 登氏を招き、OKI専務執行役員デジタル責任者兼特命担当の坪井 正志氏と執行役員イノベーション責任者兼技術責任者の藤原 雄彦氏によるディスカッションが行われた。全員参加型のイノベーションによりナレッジを外部化(エクスターナライゼーション)することで、自社の技術・プロセスを顧客への製品・サービスとして提供するビジネスモデルを目指すことを発信した。






Section1の後段は、「イノベーションプロセスによる価値創出と共創事例」というテーマで、OKIイノベーション推進センター長の前野 蔵人氏、共創パートナーである日本工営 チーフエンジニアの松山 公年氏、SEQSENSE代表取締役の中村 壮一郎氏が登壇し、共創事例について具体的な紹介があった。

Section2の「実況中継!事例から解説~イノベーションから、こうして生まれた!~」では、会場内に設置されたブースにて、OKIとパートナー企業との共創によるソリューションである10事例を紹介。製品に貼られるラベルをエッジデバイス化し、コンタクトセンターと連携することで、パーソナライズされた顧客接点として活用できる「DXラベル」を始め、交通インフラから農業や健康まで幅広い分野でのイノベーション事例が披露された。



 Section3では、「創造力」を高める成功の鍵をテーマに、新規事業家でありOKIシニアアドバイザーの守屋 実氏とOKI執行役員イノベーション責任者兼技術責任者の藤原 雄彦氏が登壇し、「イノベーション推進」の3つの課題を掲げながら、今後の展望について対談した。

 OKIは2018年度から、イノベーション・マネジメントシステム「Yume Pro」をスタートし、制度の策定から導入、定着、改善などを行う活動を進めており、今回開催された「OKI Innovation World 2022」などを通じて、共創プロジェクトを推進していく。