KDDIエボルバ、自然会話AIロボット「commubo」の販売代理店契約を締結

KDDIエボルバ（東京都新宿区、若槻肇代表取締役社長）は2022年10月、ソフトフロントホールディングス（東京都千代田区、二通宏久代表取締役社長）の子会社ソフトフロントジャパン（東京都千代田区、高須英司代表取締役社長）が提供する自然会話AIロボット「commubo」の販売代理店契約を締結した。これに伴いKDDIエボルバは、同社のAI音声自動応答サービス「ボイスボット」のラインアップに「アウトバンドコール」を新規追加、同月より提供開始した。

 　　

「commubo for コールセンター」は「聞く」「考える」「話す」の各処理と、人間に近い自然な会話をする機能をまとめて提供するSaaS型のボイスボットサービス。人間の声・内容を分析して自然な返答音声を自動合成するのが特徴。

今回、同社の「ボイスボット」のラインアップに追加された「アウトバウンドコール」機能は、「commubo for コールセンター」を活用することで、より自然な会話でかつ低コストで提供可能なサービスを目指す。企業や行政、メディアによる消費者アンケート調査や案内／督促架電業務、営業アポイントメント架電の自動化などに活用する方針だ。また、「commubo for コールセンター」は、「ボイスボット-インバウンドコール」にも対応可能だという。

 　　

「commubo for コールセンター」を活用したボイスボットサービスの主な特徴は以下の通り。

（１）    ボイスボットの有効活用に向けた業務アセスメントから、対話シナリオ・業務設計、運用までワンストップで提供（図）

（２）    音声認識・会話分析・音声合成のリアルタイム処理と、感情を表した動的な発話による人間的で自然な対話を実現

（３）    シニア層に対して落ち着いた女性話者で対応するなど、顧客層に応じた最適な話者を７種類から選択可能

（４）    基本料金体制は月額固定・従量課金制から選択可能。繁閑差が多い場合や、接続率が低い窓口業務で導入する際は、従量課金制を選択することで、最小限のコストで運用できる
 　

　　　KDDIエボルバが提供する「ボイスボット」の導入プロセス


両社は今後、国内コールセンター市場の参考となる優良事例の共創に取り組み、企業のCX向上とDX推進を支援する。