日本航空、英語版チャットサポートサービスを提供開始

日本航空(東京都千代田区、小林裕明代表取締役社長)は2022年9月、国外からの入国規制緩和に合わせ、世界26地域の英語版公式サイト内にKDDIエボルバ(東京都新宿区、若槻 肇代表取締役)が提供するAIチャットボット「AIChat」を活用し、英語版のチャット自動応答サービスを一斉リリースした。


 

JAL公式サイト(英語版)のチャット表示例
(URL:https://www.jal.co.jp/ar/en/offers/chatbot/



日本語を主言語としないユーザー向けに、国内外のJAL航空便の運行情報や搭乗予約・チケット購入、搭乗・手荷物に関する定型的な案件から、PCR検査の規定や検疫体制、入国制限、減便・運休に関する問い合わせまで対応可能。2023年1月時点で、JAL日本版Webサイトの英語表記ページと合わせて世界26地域の公式サイト上で展開している。

  
JAL公式サイト(英語版)チャットサポートの活用例

英語圏でのネイティブ特有の言葉や表現のゆれの他、複数の解釈が成り立つ言葉での問い合わせでも顧客の意図を把握できるように複数の選択肢を示し、複数回のやり取りを通じて最適な回答を提示するシナリオを構築。英語版のシナリオ設計は、翻訳ソフトではなくバイリンガルスタッフが監修し、よりネイティブなAI教師データと辞書を構築したうえで作成。KDDIエボルバによると、回答カバー範囲は、2022年11月時点で92%に達したという。