羽村市、税金未納者への督促に自治体向け電話自動案内ツールを導入

東京都羽村市は2023年５月、国民健康保険税などに未納がある納税者に対し、AIによる電話自動案内サービスを開始した。
　　　
導入したツールは、TACTが提供する自治体向け電話自動案内システム「AI コンシェルジュ for LGWAN」。主に地方公共団体向けに提供している総合行政ネットワークのLGWAN（Local Government Wide Area Networkの略称）に対応していることを評価し、導入に至った。羽村市では、事前に設定したシナリオに基づき、自動で電話をかけ、結果はシステム上に記録される。結果をもとに、より効率的な架電案内計画の策定に役立てられるとしている。 
　　　　　

羽村市では、音声認識技術を用いて受電者の生年月日をヒアリングする「本人確認・納付予定日の聞き取り」を実施するほか、電話がつながらなかった対象者にSMSを送信するなど各機能を活用することで、徴収率の向上を図る。