ビューティガレージ、ChatGPTを実装した開業相談・EC問い合わせ対応を開始

プロフェッショナル向け美容商材EC事業を展開するビューティガレージ（東京都世田谷区、野村秀輝代表取締役CEO 兼 COO）は2023年６月、ChatGPT連携による「美容サロン開業相談チャットボット」および「EC問合せ対応チャットボット」をリリースした。

導入したツールは、会話型AIベンダーのSELF（東京都新宿区、生見臣司代表取締役）が提供するChatGPT相互連携システム「SELFBOT」。Azure OpenAI Serviceと連携させることで、プライバシー保護とセキュリティ機能を標準機能として提供。具体的には、電話番号・メールアドレスなど、個人情報の入力を拒否できる。

「美容サロン開業相談チャットボット」は、美容サロンの独立開業・新規出店に関する質問に無料で回答、同社が運営する美容室・サロンの独立開業を支援する情報メディア「SALONスターター」からアクセスできる。350ページにわたる自社オウンドメディアのURLを学習させ、これまでに蓄積してきたナレッジを活用した。
 
図１：美容サロン独立開業支援サイト「SALONスターター」内のチャットボットの一例
（kaigyo.beautygarage.jp）

「EC問合せ対応チャットボット」は、プロフェッショナル向け美容商材ECサイト「ビューティガレージ オンラインショップ」のFAQサイトに設置。問い合わせ対応に無料で回答する。利用者の予測不可能な質問に関しても、サイト内のドキュメントから回答を探し出して応対可能。同社が運用していたシナリオ型チャットボットと比較し、検討の結果、高精度・導入期間が短縮できたことを高く評価し、導入に至った。
 
図２：「ビューティガレージ オンラインショップ」におけるFAQサイト内のチャットボットの一例
（help.beautygarage.jp）