日立情報通信エンジニアリング、コンタクトセンターシステム「iCTNET/IX」の新モデル発売開始

 日立情報通信エンジニアリング(神奈川県横浜市、小菅 稔社長)は、コンタクトセンターシステム製品「iCTNET/IX」に、中小規模コンタクトセンター向けの高コストパフォーマンスモデル「UnPBXモデル」を追加し、26日から販売開始した。

 「iCTNET/IX」は、通話の制御などを行うCTIミドルウエアを中心としたコンタクトセンター向けITシステム。ヘルプデスクなどのインバウンド業務、テレマーケティングなどのアウトバウンド業務など、さまざまなコンタクトセンター業務に利用できる。今回、150席までの中小規模コンタクトセンターに向けて、CTI機能をすべてソフト化してコストパフォーマンスを改善したモデル「UnPBXモデル」をラインアップに追加した。参考価格は、50席で2800万円~。

■主な特長

1.システム構成機器などの導入コストを低減
 呼制御機能をはじめ、すべてのCTI機能のソフトウエア化により、設備導入費用の低減が可能。仮想環境対応により各種機能を1サーバーに実装できるため、サーバー機器数の低減に貢献できる。オペレータPCに専用ソフトフォンを導入し、固定電話機の初期導入が不要

2.豊富なコンタクトセンター機能
 呼制御、ACD(自動呼分配)などのCTI基本機能に加え、IVR(自動音声応答)機能、管理機能などを標準提供。通話録音システム(同社音声録音システム「RecwareIII」)や各種CRMソフトウエアとの連携が可能

3.さまざまな活用方法に対応
 センター規模拡大時、業務アプリケーションはそのままでPBXモデルへの移行が可能。仮想環境対応により、クラウドサービスなどへの適用も可能

■構成概要図(クリックで拡大)